【参加者】
- 鈴木さん (女性 商社勤務)
- 鈴木さん (男性 広告営業)
- 大橋さん (女性 コンサルティング会社勤務)
- 松永さん (男性 IT会社代表)
- 谷さん (男性 出版社編集)
- 大前 (女性 アントレプレナーセンター)
- ●本を読んでどんなことを感じましたか?
- 鈴木(女性):
- 相手に期待するより自分に期待する、という自分と相手との対比が印象に残りました。あと「夢」を「信じる」こと。それが、働く理由につながっていくというのが。
- 大橋:
- 「働くこと」は結局、「どう生きるか」なんだなあと思いました。学生時代は同質の人と接していることが多いけど、社会に出てからはいろいろな人と出会える。働くのは面白い人と出会えることなんだなあと思います。あと、人間は感動的だなあと思いました。これからもっといろいろな人に出会えたらいいなあと思います。
- 谷:
- そうですね。私も働くことは生きることだなあと思いました。仕事の先に夢があって、夢の先に感動があるのだと。
- 松永:
- 仕事について、というより生きるためのエッセンスが描かれていますよね。
実体験ベースなので、すごく伝わってきました。 - 鈴木(男性):
- 読んであらためて感じたのは、目標は他人とか社会など自分以外におくことが大切なんだなあということ。逆に悪かったこと、失敗したことは自分のせいで、それが成長の伸びしろになるんだと感じました。あと、後半で「若者が元気に働くためには、自分らしく働くことと、その場に自分の存在価値があること」と出てきますが、これは自分の経験に照らしてもそうだったと思います。
- 松永:
- みんな一緒の本を読んでいるのに、これだけ視点が違うのは面白いですね。
- ●これまで、何のために働いているんだろうと思った体験はありますか?
- 谷:
- 数字のために働いていたときは、つらかったですね。でも、数字のためといいつつ、(連帯責任になる)仲間のためには働いていたんですけどね。今はいい本をつくって世界をよくしたいと思って働いています。
- 鈴木(女性):
- 私は目標を失ったときに、何のために働いているんだろうと思ったことがあります。学生時代に描いていた理想と、現実とのギャップがあまりにもありすぎたときに感じました。
- 鈴木(男性):
- 私は以前、ルーチンワークが多い部署にいたときに新しいことをやってはいけない雰囲気があって、自分は新しいことをやりたいタイプなので、自分らしく働けず落ち込んでいた時期があります。「自分らしく」というのがネックだったと今あらためて実感しています。
- 大橋:
- 私は、「何のために働いているんだろう」とは悩んだことはないです。やりたいことがあって、それを実現するためにこの仕事をやっているから、そんなに悩んだことがないんです。ただ、自分に必要なスキルを学ぶために今のこの仕事をしているので、「何でうまく仕事ができないんだろう?」と思うことはあります。でも、やり抜くしかないですし。
- 松永:
- ぶれないんですね。
- 鈴木(女性):
- 軸があるってうらやましいです。
- 大橋:
- 私は人の役にたちたい!とずっと思ってきました。高校のときの地理の教科書に、飢餓に苦しんでいる海外の子供の写真の横に、太っていてダイエットしている人の写真が載っていて、この違いは何なんだろう?と疑問を持ちました。そこから、私は何で日本人なんだろう?日本人として何をしなくてはいけないんだろう?と考えています。教科書の写真が原点なんです。あまりにもおかしいと思ったんです。今は金融のコンサルタントをしています。コンサルタントは問題解決のプロで、ビジネスパーソンとしての成長が早いから、手段としてコンサルを選びました。
- 松永:
- 僕にとっては、働く=生きるですね。僕も海外を回って、貧困を目にしました。それから就職するとき、本当にここだって思う会社に出会うために130社くらい面接に行きました。結局、会社は見つけたんですけど、生きるためのステージが本当にここでいいのか?と自分に問うようになって、2年間サラリーマンをやっている間に夢がなくなってしまったんです。まったくやりたいことを見つけられなくなってしまって。今、26歳なんですが、24歳までは、夢が持てないとか、目標が持てない人生なんてありえないと思っていました。でも、2年間、本当に持てないという経験をしたので、はじめて、夢を持っていることがラッキーなんだと思うようになりました。
- 谷:
- 会社員だと夢を持ちにくいということですか?
- 松永:
- 僕は1を100とか、100を10,000にするよりは、0を1にすることに特性があるみたいなんです。今は、20代の経営者を集めて経営学校を作りました。学生向けに、大学では教わらないことを教える学校も作ろうとしています。そこには20代の政治家や、ベンチャー起業家、20代のお笑い芸人やミュージシャン、プロボクサーなどのパネラーを集めようとしています。僕にとっては、0から1を作ることが、生きる意味だったり、働く意味だったり、自分の存在理由だと思います。
- 鈴木(男性):
- それは新しく見つかったという感じなんですか?
- 松永:
- 夢の持てなかった2年間は病に冒された感じです。小さい頃は何でもできると思っていたのに、いろいろな人からできない理由を言われているうちに、できないと思ってしまう。そうやってできない理由を見つける病に冒されていくのでしょうね。でも、本来は自由に描けるものだと思います。
- 大橋:
- 自分らしさと場のマッチングというのがきっと大切なんですね。私は生まれてから中学までは結構自分といる場所がずれていたのですが、自由な高校に行たので、何をやってもいいとなってからは、枠が外れました。
- 松永:
- 僕もボランティアで農業ツアーをしているのですが、環境によって同じ種でも咲く、咲かないがあるんですよね。人間も一緒で、同じ環境でも目の出かたや花の咲き方に違いがあるんでしょうね。
- 大橋:
- そうですね。誰でも種は持っているんだろうけど、土がなくて咲けないのかも。













